今日のポイント

15日の東京市場で、日経平均株価が3318円安と過去3番目の大きな下げ幅を記録しました。AI(人工知能)への投資ブームが続くのかという不安から、半導体関連株が売られたためです。一方、同じ日のアメリカでは長期金利が下がったことで株価が持ち直し、ダウは500ドルを超えて上がりました。国内では、辞任した簗農水相の後任として武部新氏が農水相に就任しました。

今日の羅針盤(Compass Insight)

今日のキーワードは「AIブームへの疑いと、金利の綱引き」です。日経平均は6万4425円95銭(前日比3318円34銭安、4.90%安)まで下がり、6日続落となりました。きっかけの一つは、AI向けデータセンターを運営する米コアウィーブの社債価格の急落です。「AIのために借金をしすぎていないか」という疑いが広がり、日本でもここ数年相場をけん引してきた半導体株に売りが集中しました。

ただ、同じ15日のアメリカでは、10年国債利回りが5.09%へ約0.1ポイント低下し、住宅建設株や小売株など「金利が下がると助かる」業種が買われました。つまり、相場全体が崩れたというより、お金が「AI関連」から「それ以外」へ移っている面があります。

家計への影響で考えると、日本株の投資信託やNISAで日経平均・半導体関連に連動する商品を持っている方は、短期間で値動きが大きくなりやすい局面です。一方で、ドル円は1ドル=157円台後半、原油も北海ブレントで1バレル105ドル台と高い水準が続いており、ガソリン代や電気・ガス代、輸入食品の値段への上向き圧力は残ったままです。

短期的には、今日の東京市場が米国株の持ち直しを受けて落ち着きを取り戻せるか、そして10月27〜28日の米FOMCに向けた金利の動きに注目です。中長期では、AI投資が実際の利益にどこまでつながるのか、各社の決算でその「答え合わせ」が進むかが大きな分かれ目になりそうです。

今日のニュース

日本

世界

アメリカ

  • ホワイトハウスがCNN、Politico、MS NOWの記者の出入りを禁じた問題で、連邦地裁は訴訟中の締め出しを差し止める命令を出しています。
  • トランプ大統領は中間選挙に向けてモンタナ州とアリゾナ州で集会を開きました。
  • アップルの時価総額が14日の終値で初めて5兆ドルを超え、エヌビディアに次ぐ2社目となりました。AI関連株が売られるなかで「逃げ場」として買われた形です。

ヨーロッパ

経済とお金の動き

世界の経済と原油・相場

指標 水準(10月15日終値など) 前日比
NYダウ 5万2177.69ドル +556.21ドル(+1.1%)
S&P500 7744.06 +25.12(+0.3%)
ナスダック総合 2万6713.03 +20.16(+0.1%)
日経平均株価 6万4425円95銭 -3318円34銭(-4.90%)
TOPIX 3999.34 -97.44
北海ブレント原油(12月物) 105.92ドル/バレル -0.14ドル(-0.1%)
WTI原油(11月物) 97.97ドル/バレル +2.88ドル(+3%)
ドル円 157.98円(ECB参照レート、10月15日基準) —

※Yahoo Financeのデータ取得がアクセス制限で行えなかったため、株価・原油はAP通信・Rigzone(ブルームバーグ配信)等の報道値を使用しています。

原油は、北海ブレントとWTIで動きが分かれました。ブレントはIEAの備蓄放出の約束を受けて小幅安。一方のWTIは、米国の原油在庫が860万バレル減と2月以来の大きな減少になったことや、米国産原油を欧州へ運ぶ費用が下がって需要が増えたことで3%上がりました。ホルムズ海峡の緊張が続く限り、原油が高止まりしやすい構図は変わっていません。

アメリカの経済

15日の米国株は、朝方はAI関連株への不安から売られましたが、その後持ち直しました。けん引役は金利の低下です。10年国債利回りは5.09%へ低下し、住宅ローン金利の負担が和らぐとの期待から住宅建設株が買われました。また、米企業の好調な決算も株価を支えました。前日の9月CPIで物価の強さが示されたばかりで、10月末のFOMCで利上げがあるかどうかが引き続き焦点です。

日本の経済

日経平均は取引中に一時3600円超下落する場面もありました。米国ハイテク株安を受けたAI・半導体株への売りに加え、米原油先物の高止まりも投資家心理を冷やしたとされます。ここ数年、日本株の上昇はAI・半導体関連が大きく支えてきただけに、その分、下げる時の勢いも大きくなりやすいのが特徴です。今日の東京市場では、米国株の持ち直しをどこまで好感できるかが注目されます。

今日の注目銘柄・セクター

  • 米コアウィーブ(AIデータセンター):前日に15%急落した後、15日は朝方の下げを取り戻しました。ただし同社の社債の保証料(CDS)は過去最高水準となり、9%利付社債は額面1ドルあたり約80.75セントで取引されるなど、財務への不安は消えていません。日本の半導体株安の引き金の一つになりました。
  • 台湾TSMC:過去最高益で市場予想を上回ったにもかかわらず、株価は1.8%下落。AI関連への期待がすでに株価に織り込まれていることを示した形です。
  • 米住宅建設株(レナーなど):長期金利の低下を受け、レナーが5%超上昇しました。
  • 良品計画:最高益の見通しを示し、日経平均が大幅安となるなかで上場来高値を更新しました。AI関連以外の好業績株に資金が向かう例です。

※特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で。

まとめ:注目の3つ

  1. AI・半導体株の行方:コアウィーブの財務不安をきっかけにした売りが、今日の東京市場でも続くのか、落ち着くのか。
  2. 米国の金利:10年国債利回りは5%台。10月27〜28日のFOMCを前に、金利の動きが株価や円相場を左右します。
  3. 原油と中東情勢:ホルムズ海峡の攻撃が続くなか、ブレントは105ドル台。IEAの備蓄放出がどこまで価格を抑えられるかに注目です。

出典:

本記事は公開情報をもとにAIが作成しています。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。