今日のポイント

米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、政策金利を据え置きました。ただし理事会の投票権を持つ12人のうち2人は「0.25%の利上げ」を求めて反対しており、利上げを求める声も残っていることが示されました。一方、日経平均株価は6万4,000円に迫る水準で引け、原油は1バレル100ドルを超えました。物価と金利、そしてエネルギー価格が、きょうも世界のお金の流れを決めています。

今日の羅針盤(Compass Insight)

きょうの本質は「物価の粘り強さ」です。FRBは動かなかったものの、反対票が利上げ側に出たことで、市場は「据え置き=緩和的」とは受け取りにくくなりました。原油が100ドル前後で居座るかぎり、ガソリンや電気・ガス、食品の値上がりは家計に響き続けます。

家計への影響で見ると、米国の金利が高止まりすれば日米の金利差は縮まりにくく、1ドル158円前後の円安も続きやすくなります。円安は輸入に頼る食品・燃料のコストを押し上げます。きょうから日銀の金融政策決定会合(29〜30日の予定)も始まっており、住宅ローン(変動型)や預金金利に関わる判断として注目です。

短期では、日銀会合の結果と、時間外で大きく動いた米IT大手(アルファベットの下落、マイクロソフトの上昇)が東京市場にどう波及するかに注目です。中長期では、「FRBが次にどの判断をするか」「原油が下がるか」の2点が、株・為替・住宅ローン金利の方向を左右する可能性があります。

今日のニュース

日本

世界

  • スペイン中部トレド県で高速列車どうしが衝突し、死者は少なくとも68人になりました。治安システムが作動せず、中央指令が列車に進行を指示した経緯が報じられており、当局は運転士に責任はないと説明しています。
  • イスラエル総選挙は、開票88%時点の予測でネタニヤフ首相の陣営が120議席中53議席となり、過半数に届かない情勢です。
  • ブラジル大統領選で敗れたフラビオ・ボルソナーロ氏が米マイアミに到着し、国外逃亡ではないと主張しました。

アメリカ

ヨーロッパ

経済とお金の動き

世界の経済と相場

指標 水準 前日比
日経平均株価(28日終値) 63,954.19円 +685.82円(+1.08%)
NYダウ(28日終値) 52,475.10ドル +97.53ドル(+0.19%)
S&P500(28日終値) 7,743.98 +21.38(+0.28%)
ナスダック総合(28日終値) 26,549.85 +72.04(+0.27%)
WTI原油12月限 102.78ドル/バレル +2.88ドル(+2.88%)
ドル円(28日) 157.96円 前日比は未確認

出典:日経平均は日経指数公式、米国株はAnadolu Agency、原油はeOptionの市場概況、為替はFrankfurter API(いずれも28日)。

日米の株価はそろって上昇しました。日経平均は6万4,000円に迫り、米国株も小幅高です。一方、原油は100ドル前後と高い水準が続いており、世界的な物価の重しになっています。

アメリカの経済

FRBは据え置きを決めましたが、12人の投票権者のうち2人が利上げを主張して反対しました。9月の消費者物価は前年比3.7%上昇、卸売物価は6.3%上昇と、物価の勢いは強いままです。今後の利下げだけでなく、再利上げの可能性も市場の論点になっています。

日本の経済

円相場は1ドル=158円前後で推移しています(Frankfurter APIの28日値)。日銀の金融政策決定会合は10月29〜30日の予定で、利上げの有無が焦点です。物価高の影響は身近にも出ており、昆布やかつお節の高騰に飲食店が悲鳴をあげていると報じられています。

今日の注目銘柄・セクター

  • アルファベット(グーグル親会社):7〜9月期決算が4年近くで初めて、利益・売上高とも市場予想を下回りました。2026年の設備投資計画は据え置きつつ、2027年は大幅に増やす見通しを示し、時間外取引で株価が約10%下落しました。AI投資の負担への警戒が材料です。
  • マイクロソフト:クラウド事業「Azure」の売上高が48%増となるなど決算が予想を上回り、時間外で株価が約4%上昇しました。同じAI関連でも、明暗が分かれました。
  • オラクル:2030年度の売上高が2,250億ドルになるとの長期見通しと、追加の資金調達を抑える方針を示し、株価が約11%上昇しました。
  • ステランティス(自動車):立て直し計画とコスト削減が進んでいるとして、株価が約13%上昇しました。

※特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で。

まとめ:注目の3つ

  1. FRBは据え置き、2人は利上げを主張:反対2票がすべて利上げ側。物価の粘り強さが続いています。
  2. 日銀会合(29〜30日):結果次第で円相場と住宅ローン金利の見方が変わる可能性があります。
  3. AI関連決算の二極化:アルファベットは下落、マイクロソフトやオラクルは上昇。投資の「質」が問われ始めています。

出典:

本記事は公開情報をもとにAIが作成しています。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。