今日のポイント

10日にコロンビア西部を襲ったマグニチュード7.4の地震は、発生から4日が経っても死者・行方不明者の数が増え続けている。中東ではホルムズ海峡の封鎖状態が続き、通航量は5月以来の低水準。一方で市場は米インフレ鈍化を追い風に、日米とも株高が続いている。日経平均は3日続伸で6万8000円台を回復し、円は159円台で推移している。

今日のニュース

日本

  • 令和8年熊本地震(7月28日発生)は、13日午後2時時点で災害関連死の疑いを含め39人が死亡、避難所には3684人が避難している。(NHK)
  • 日銀の追加利上げを政府が支持しているとの報道を受け、13日は長期金利・円とも上昇する場面があった。日銀は9月の追加利上げ観測がくすぶっている。(Bloomberg)

世界

  • コロンビア西部チョコ県で10日に発生したM7.4の地震で、死者は少なくとも265人に上る。政府発表の行方不明者は約500人だが、民間データベースでは4100人超と連絡が取れないとされ、カリ、ペレイラ、キブドなど西部の複数都市で捜索が続いている。(AP)
  • イラン最高安全保障委員会のレザイ事務局長は11日、米国が海上封鎖・戦闘を終わらせない限りホルムズ海峡は開放されないとの姿勢を改めて表明。海峡を通過する船舶数は5月以来の最低水準に近づいている。(NHK)

アメリカ

  • 13日の米株式市場はインフレ鈍化観測を追い風に上昇。S&P500は7798.99ポイントで最高値を更新し、ナスダック総合は0.8%高の26803.03、ダウ平均は0.1%高の53839.99で取引を終えた。(AP)
  • 7月の生産者物価指数(PPI)は前月比横ばい、前年同月比4.7%となり、FRBが9月に利上げするとの観測は後退した。(米労働統計局、AP)

ヨーロッパ

  • フランス・イタリア・スペイン・英国を中心に熱波が再来し、1億3500万人以上が35度超の予想。フランスは一部地域で42度超、パリも38度に達し、英国はこの夏最高気温を記録した。(Euronews)

経済とお金の動き

世界の経済と原油・相場

  • ドル/円:159.33円(frankfurter API基準・8/13時点)
  • Brent原油:87.07ドル/バレル
  • S&P500:7798.99pt(史上最高値更新)

米国では7月PPIが横ばいとなったことで追加利上げ観測が後退し、ブレント原油はホルムズ海峡の緊張が続く中でも13日に2.1%下落した(AP)。円は対ドルで159円台の弱含みが続いており、日米の金利差はなお大きい。

アメリカの経済

S&P500は13日、過去最高値の7798.99ポイントで引けた。7月PPIの横ばいがインフレ鈍化のサインと受け止められ、FRBが利上げを急がないとの見方が優勢になった。AI・半導体関連への投資意欲は引き続き強く、相場を下支えしている。

日本の経済

日経平均株価は13日、前日比784.53円高の68,308.59円で大引けし、3日続伸で6万8000円台を回復した。米CPI鈍化を受けた利上げ観測後退に加え、AI・半導体関連株への買いが相場を押し上げた。一方で政府が日銀の早期利上げを支持しているとの報道もあり、長期金利は2.87%まで上昇、円相場や銀行株にも影響が及んでいる(Bloomberg)。9月の日銀会合での追加利上げ観測は根強い。

今日の注目銘柄・セクター

  • 半導体・AI関連: 米国でもAI投資への期待が続き、東京市場でも半導体株が日経平均の上昇をけん引した。
  • 銀行株: 日銀の早期利上げ観測を受けて13日の東京市場で上昇。
  • エネルギー関連: ホルムズ海峡の緊張継続で通航量が落ち込む一方、13日のブレント原油は反落しており、方向感を見極める動きが続いている。

※特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で。

まとめ:注目の3つ

  1. コロンビア地震の死者は265人。政府発表では約500人、民間集計では4100人超と連絡が取れず、被害の全容がなお明らかになっていない。
  2. ホルムズ海峡の封鎖状態が続き、通航量は5月以来の最低水準に近づいている。
  3. 米インフレ鈍化観測を追い風に日米株ともに堅調で、日経平均は3日続伸、S&P500は最高値を更新した。

今日の羅針盤(Compass Insight)

株式市場は「インフレが落ち着いている」というシグナルに素直に反応し、日米ともに堅調な地合いが続いている。だが原油市場はホルムズ海峡の緊張という別の火種を抱えたままで、13日の反落はむしろ需給の綱引きの一場面と見るべきだろう。家計への影響を考えると、円安・原油高の組み合わせが続けば輸入品・電気代・ガソリン代の負担は高止まりしやすく、逆に株高の恩恵は保有資産のある世帯に偏りやすい。短期的には米FOMCに向けた当局者の発言と原油の値動き、中長期的には日銀の9月会合での追加利上げの有無に注目したい。変動金利で住宅ローンを組んでいる世帯は、長期金利の上昇基調が続くかどうかを引き続き注視する価値がある。


出典:

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