今日のポイント

週明けの東京市場は、AI・半導体関連株がまとめて買われ、日経平均が一日で1378円も上がりました。上げの主役は一部の値がさハイテク株に偏っていて、実は値下がりした銘柄のほうが多かったのが実態です。一方で海の向こうでは、8月の米雇用がふたを開けたら予想の3倍近い伸びで、「アメリカの利下げどころか、次は利上げか」という見方が急に強まっています。中東ではイランによるクウェートの米軍基地への攻撃が続き、原油が上値を試す展開。株高・原油高・金高が同時に起きる、少し落ち着かない朝です。

今日の羅針盤(Compass Insight)

きょうの相場を貫くのは「AIブームの綱引き」です。日本株は、米国のメモリー半導体増産報道をきっかけに、キオクシアやソフトバンクグループといったAI関連の代表格へ資金が集中しました。ただ、この上げは全体の底上げではなく「一部の大型株だけが走る」いびつな形で、東証プライムでは値下がり銘柄のほうが多いという事実は覚えておきたいところです。相場の勢いと、あなたの持っている投信・個別株の中身は必ずしも一致しません。

家計への影響で見ておきたいのは二つ。ひとつは為替で、ドル円は1ドル=154円台と、最近の円安局面からはやや円高方向に戻ってきました。円高は輸入する食品やガソリン、電気代の上振れをやわらげる方向に働きます。もうひとつは金利です。アメリカの雇用が強く、9月の米利上げ観測が高まると、日本の住宅ローンで増えている変動金利や、これから借りる人の固定金利にもじわりと上押し圧力がかかりえます。

短期では、9月15〜16日の米FOMCと、同じ月に開かれる日銀の会合が最大の注目点。中長期では、AI・半導体の需要が本物かどうかを、決算や設備投資の数字で見極める局面が続きます。「指数が上がった」だけで安心せず、中身を確かめる習慣が役に立ちます。

今日のニュース

日本

世界

アメリカ

ヨーロッパ

  • パリのエッフェル塔が7日、運営スタッフのストライキで終日閉鎖されました。5日にあったヒンドゥー教団体の貸し切り見学で、女性職員が対応から外されたことに従業員が反発したものです。運営会社は「この条件は受け入れるべきではなかった」と認めました。

経済とお金の動き

世界の経済と原油・相場

指標 直近値 前日比・前週末比
日経平均株価(9/7) 66,399.84円 +1,378.90円(+2.12%)
TOPIX(9/7) 4,125.80 +22.57(+0.55%)
ダウ工業株30種(9/4) 53,414.25ドル -271.86ドル(-0.51%)
S&P500(9/4) 7,718.60 -0.38%
ナスダック総合(9/4) 26,506.99 -0.29%
ドル円(9/7) 154.75円 ECB基準
WTI原油(9/4終値) 91.48ドル/バレル 週間9.7%高
金先物(9/7終値) 4,476.60ドル/オンス 最高値圏で推移

先週末の米国株は、8月雇用統計の強さで「利上げ再開」への警戒が広がり、主要3指数がそろって下落しました。週明けの東京はその流れに逆らうように大幅高となりましたが、これは米メモリー半導体の増産報道を受けたハイテク株の集中的な買いによるもので、韓国・台湾のハイテク株高も追い風になりました。原油と金が同時に上がっているのは、中東情勢の緊張と、金利の先行き不透明感の両方が意識されているためです。

アメリカの経済

8月の雇用が予想を大きく上回り、労働市場の底堅さが確認されました。物価が下がりきらないなかでの強い雇用は、FRBにとって「利下げを急ぐ理由がない」どころか「利上げの選択肢」を意識させる材料です。市場では9月会合での0.25%利上げの確率が一気に高まり、短期の国債利回りが上昇しました。株式には重し、ドルには支えとなる構図です。

日本の経済

ドル円は154円台とこのところの円安局面からはやや円高方向に戻しており、輸入物価の面では家計に追い風です。一方、週明けの日本株高は一部の半導体・AI関連株に偏り、東証プライムでは値下がり銘柄が値上がり銘柄を上回りました。焦点は月内の日銀会合で、追加利上げに動くかどうかが引き続き注目されます。

今日の注目銘柄・セクター

  • 半導体・AI関連(キオクシア、ソフトバンクグループなど):米メモリー大手の増産報道を手がかりに買いが集中。キオクシアは9.31%高、ソフトバンクグループも大幅高となり、日経平均の上げ幅の大半をこの一角がつくりました。
  • 石油・資源関連:イランによるクウェートの米軍基地攻撃で原油が上値を試し、エネルギー関連が意識されました。
  • 銀行:米国での利上げ観測と、日銀の追加利上げ観測が重なり、利ざや改善期待から関心が集まりやすい地合いです。

※特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で。

まとめ:注目の3つ

  1. 日本株の「中身」:日経平均は大幅高でも、上げているのは一部のハイテク株だけ。指数と自分の資産の動きは別物と考える。
  2. 9月の米FOMC(15〜16日):予想外に強い雇用で「利上げ」観測が急浮上。住宅ローン金利や円相場への波及に注意。
  3. 中東と原油:イランの攻撃が続き、原油と金が上昇。ガソリンや光熱費、輸入食品への影響を頭の片隅に。

出典:

本記事は公開情報をもとにAIが作成しています。投資助言ではありません。