今日のポイント

トランプ大統領がホルムズ海峡の再開案を拒否したことを受け、イランの外相は「戦争再開の準備は万全だが、外交の用意もある」と応じました。トランプ氏も「今週、協議が再開される見通し」と語っており、強い言葉の応酬の裏で交渉の糸はつながっています。今日は中間配当の権利付き最終日。週明けの原油と日本株の動きに注目です。

今日の羅針盤(Compass Insight)

週末のやりとりを一言でまとめると、「表では強気、裏では交渉」です。トランプ氏はイランの7日間の再開案を「私が結びたい取引ではない」と退けつつ、今週の協議再開を見込んでいます。イラン側も「戦争もいとわない」と言いながら、「選ぶのはトランプ大統領だ」と外交の扉を開けたままにしています。どちらも相手に譲歩を迫るための発言で、交渉が決裂したと判断するのは早いでしょう。

ただ、家計にとって気になるのは、合意の時期が後ろにずれたことです。ホルムズ海峡が閉じたままの状態が長引けば、原油は高止まりしやすく、ガソリン代や電気・ガス代、物流費を通じて食品などの値段にもじわじわ響きます。米国ではすでに住宅ローン金利が約7%まで上がっており、「原油高→物価高→金利高」の流れは日本の住宅ローンや預金金利にも無縁ではありません。

もう一つ気になるのは、英国で米軍が使う空軍基地の近くで爆発物をめぐる逮捕があったことです。イランとの関係はまだ確認されていませんが、中東の戦争が欧州の安全にまで波及するリスクを市場は意識しそうです。

短期では、今週の米イラン協議が本当に始まるか、10月1日の日銀短観、10月2日の米雇用統計が注目点です。中長期では、エネルギー価格と金利という「2つの重し」が続くなかで、企業の業績がどこまで持ちこたえられるかがカギになりそうです。

今日のニュース

日本

  • アジア大会の野球決勝、韓国に敗れ銀メダル:社会人選手を中心とした侍ジャパンは27日、豊橋市民球場で韓国と決勝を戦い、1対3で敗れました。7回に同点に追いつきましたが、8回に勝ち越されました。韓国は5大会連続の金メダル、日本は1994年広島大会以来32年ぶりのアジア制覇にあと一歩届きませんでした。
  • やり投げ北口榛花は銀、武本紗栄が銅:陸上女子やり投げで、パリ五輪金メダリストの北口榛花選手は6投目に62メートル70を投げて銀メダル。中国の厳子怡選手が1投目に70メートル46を投げて優勝しました。武本紗栄選手が銅メダルを獲得しています。北口選手は「全然勝負にならなくて悔しい」と涙を見せました。
  • 非常に強い台風26号、沖縄に接近:27日23時時点で、台風26号は沖縄本島の東にあり、中心気圧は945ヘクトパスカル、最大風速は50メートルです。28日の沖縄地方の波の高さは7メートルの予想で、29日にかけて高波に警戒が必要です(ウェザーニュース)。

世界

  • イラン外相「戦争再開の準備は万全」:アラグチ外相は27日、米NBCの番組で「戦争再開への準備は整っている」と述べる一方、「外交の用意もある。選ぶのはトランプ大統領だ」と語りました。トランプ氏の拒否は、仲介役を通じてまだ正式には伝えられていないとしています。
  • トランプ氏「今週、協議再開へ」:トランプ大統領は、イランの提案は「私が結びたい取引ではない」としつつ、協議は今週再開される見通しと話しました。11月の中間選挙前の追加攻撃の可能性については否定しませんでした。イラン側は要求を和らげるつもりはないとしています。

アメリカ

  • 北東部を強い「ノーイースター」が直撃:大西洋沿岸を北上した強い低気圧で、27日朝には13万件以上が停電しました。ニューヨーク州ロングアイランドの東端では最大瞬間風速が約81マイル(約130キロ)に達し、ニューヨーク市では倒木で1人が亡くなっています。
  • ハワイにハリケーン「ノロ」:ハワイ島では熱帯暴風雨警報とハリケーン注意報が発表され、ハワイ州観光局は大雨による洪水や土砂災害、高波への警戒を呼びかけました。

ヨーロッパ

  • 英国の米軍使用基地の近くで5人逮捕:27日未明、米空軍が使う英国のフェアフォード空軍基地に向かう不審な車両3台の通報があり、警察が5人を爆発物法違反とテロ準備の疑いで逮捕しました。約85世帯が避難しました。同基地は2月以降、米国の対イラン作戦の拠点になっており、警察はイランとの関係の有無も調べています。
  • ローマ教皇、ルルドでミサ:フランス訪問中の教皇レオ14世は27日、聖地ルルドで約15万人とミサを行い、安楽死に反対し、弱い立場の人を守るよう訴えました。
  • ベルリン・マラソン、エチオピア勢が男女制覇:女子はティギスト・アセファ選手が2時間11分04秒で3度目の優勝。世界記録ペースでしたが終盤に足がつりました。男子はグイェ・アドラ選手が2時間2分50秒の自己ベストで優勝しました。
  • ロシアがウクライナを攻撃、3人死亡:27日のロシア軍の攻撃で、ウクライナの2つの都市で3人が亡くなり、首都キーウの複数の地区も被害を受けました。

経済とお金の動き

世界の経済と原油・相場

週末をはさんだため、数値は25日(金)の終値です(日本時間28日朝の時点で東京市場は取引前)。

指標 値(9/25終値) 前日比
NYダウ 51,828.62ドル +478.64ドル(+0.93%)
S&P500 7,743.41 +0.51%
ナスダック総合 27,068.72 +0.48%
日経平均 66,364.20円 +850.21円(+1.30%)
WTI原油 92.41ドル/バレル -2.33%
ドル円(ECB基準) 157.59円 9月25日基準

※ドル円は欧州中央銀行(ECB)の9月25日基準レート。

先週の原油安は、ホルムズ海峡の再開への期待が支えでした。週末にトランプ氏が再開案を拒否し、米国とイランの溝が改めて浮き彫りになったことで、原油は反発しやすい地合いです。一方、トランプ氏が今週の協議再開に言及した点は、下支えを弱める材料にもなり得ます。

アメリカの経済

米国では長期金利が5%台に上がり、30年固定の住宅ローン金利は9月24日時点で7.03%です。今週は10月2日(金)の雇用統計が最大の注目材料。FRBは9月16日に利上げに踏み切っており、雇用が強ければ追加利上げの観測が強まる可能性があります。

日本の経済

日経平均は25日まで5日続伸しました。今日28日(月)は3月決算企業の中間配当の権利付き最終日で、明日29日は権利落ち日です。配当狙いの買いが一巡すると、権利落ち後に売りが出やすい点には注意が必要です。10月1日には日銀短観(9月調査)が発表され、民間予測では大企業・製造業は改善、非製造業は悪化が見込まれています。

今日の注目銘柄・セクター

  • エネルギー・資源関連:米国がイランの再開案を拒否し、ホルムズ海峡の再開時期が見えにくくなりました。週明けの原油価格の動きとあわせて、石油・資源関連株の反応が注目されます。
  • 高配当株・銀行株:今日が中間配当の権利付き最終日です。先週は金利上昇による利ざや改善期待で銀行株が買われましたが、権利落ち後の値動きに注目が集まります。
  • 半導体関連(東京エレクトロン、アドバンテストなど):25日の日経平均の上昇を主導し、寄与度の上位に並びました。上昇が続くかが週明けの焦点です。

※特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で。

まとめ:注目の3つ

  1. 今週の米イラン協議:トランプ氏が言う「今週の協議再開」が実現するか。原油価格とガソリン代の行方を左右します。
  2. 中間配当の権利落ち(29日)と日銀短観(10月1日):配当取りの一巡と、企業の景況感の「二極化」を確認。
  3. 10月2日の米雇用統計:FRBの追加利上げと、長期金利・住宅ローン金利の行方を占う材料です。

出典:

本記事は公開情報をもとにAIが作成しています。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。