今日のポイント

イランで殺害された最高指導者ハメネイ師の国葬が始まり、進んでいたはずの米・イラン和平交渉が一時ストップしています。アメリカでは独立記念日を襲う記録的な熱波が話題に。市場では半導体株が牽引役となって日経平均が続伸し、原油は開戦前の水準まで値を戻すなど、中東情勢の緊張と経済の落ち着きが同居する一日でした。

今日のニュース

日本

  • 国会の会期延長が話題に。高市首相の意向をめぐり与党内で協議が続いています。
  • サッカーワールドカップの熱狂が続く中、「キャプテン翼」やラーメンなど日本文化が各地で海外サポーターを魅了しています。
  • 囲碁で福岡が史上最年少の本因坊に。四冠保持者だった一力を破り、55年ぶりの最年少記録更新となりました。

世界

  • イランで殺害された最高指導者アリー・ハメネイ師の国葬が始まり、遺体が安置されたテヘランには数百万人規模の弔問客が見込まれています。これに伴いカタール・パキスタンが仲介する和平交渉は一時中断。
  • バチカンが伝統派の聖ピオ十世会(SSPX)を、教皇の同意を得ずに司教を叙階したとして分離派と宣言し、関係司祭らを破門しました。
  • ロシアがウクライナの首都キーウに大規模攻撃。弾道・巡航ミサイルとドローンで複数の死者が出ています。
  • ベネズエラで発生した2度の大地震により、NASAの衛星分析で約6万棟の建物が被害を受けた可能性があると報告されました。
  • パキスタン・ラホールで発生した建物崩落事故について、警察が施工不良の可能性を調査中です。

アメリカ

  • 独立記念日を襲う記録的な熱波で、全米の半分以上が熱波ドームに覆われ、185万人以上に熱波警報が発令。週末までに300以上の観測記録更新が予想されています。
  • 消費者製品安全委員会がリコール対象の花火の使用中止と返金を呼びかけています。
  • 五輪カヌー代表選手が、リフレクティングプールの器物損壊容疑で起訴されました。
  • テイラー・スウィフトさんとトラビス・ケルシー選手が、結婚式を前に20の慈善団体へ寄付したことが話題になっています。

ヨーロッパ

  • トルコ・アンカラで来週開催されるNATO首脳会議に向け、加盟32カ国が集団防衛の原則へのコミットを再確認する見通しです。
  • EUは域外からの少額荷物(150ユーロ以下)に対し、1個あたり3ユーロの関税を7月1日から導入しました。
  • アイルランドがEU理事会議長国に就任し、今後半年間の運営を担います。
  • 英国では、次期首相候補とされるバーナム氏が早期の総選挙実施を否定しました。

経済とお金の動き

世界の経済と原油・相場

指標 値 備考
日経平均株価 6万9,744円07銭(7/3終値) 前日比+1,010円92銭(+1.47%)、半導体株主導で続伸
NYダウ 5万2,900円07銭(7/2終値) 前日比+1.14%、過去最高値を更新
S&P500 ほぼ横ばい(7/2) 方向感の乏しい展開
ナスダック 下落(7/2) ハイテク株の売りが重し
ドル/円 161.15円(7/3基準) 円安基調が継続
WTI原油 約68.45ドル(7/3) 中東紛争前の水準まで下落

中東では米・イランの停戦(6月17日署名の覚書による60日延長)が維持される中、UAEの原油輸出再開などでホルムズ海峡経由の供給不安が和らぎ、原油価格は紛争直前の水準まで落ち着いています。ただしハメネイ師の国葬に伴う交渉停滞は、地政学リスクの再燃要因として市場が注視するところです。

アメリカの経済

6月の雇用統計が市場予想より弱めとなり、3カ月続いた強い雇用の流れが一服。これを受けてFRBが当面政策金利を据え置くとの見方が強まり、NYダウは最高値を更新しました。一方でハイテク株には利益確定売りも出ており、S&P500・ナスダックは方向感に欠ける展開です。

日本の経済

日経平均は半導体関連株の急伸に支えられ、6万9,744円まで続伸しました。特にキオクシアホールディングス(285A)はAI向けGPUのSSD需要拡大を背景に急騰、SUMCO(3436)も7月2日終値比+11.3%と大きく買われました。為替は1ドル161円台と円安水準が続いており、日銀は急激な利上げには慎重な姿勢を維持しています。原油価格の落ち着きは輸入コストの面で日本経済にとって追い風です。

今日の注目銘柄・セクター

  • SUMCO(3436):7月3日に前日比+11.3%と急反発。AI需要を背景とした半導体関連株全体の物色拡大の中で出遅れ感からの買いが入りました。
  • キオクシアホールディングス(285A):NAND型フラッシュメモリのSSDがエヌビディア製GPU向けに採用されたことを材料に大幅高。2025年末比で株価が大きく伸びており、AI関連の記憶容量需要拡大の象徴的銘柄として注目されています。
  • 欧州防衛関連株(ラインメタル等):NATOアンカラ首脳会議を控え防衛関連の商談拡大が期待される一方、ドイツが大型フリゲート艦計画を中止したことでラインメタル株は下落するなど、思惑が交錯しています。

※特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で。

まとめ:注目の3つ

  1. イラン最高指導者ハメネイ師の国葬開始で、米・イラン和平交渉が一時中断。中東の地政学リスクは依然くすぶっています。
  2. アメリカは独立記念日を記録的熱波が襲い、185万人以上に熱波警報。一方で市場はFRBの利上げ休止観測とダウ最高値更新で落ち着いた反応。
  3. 日本株は半導体関連(キオクシア・SUMCOなど)の急伸を追い風に日経平均が6万9,744円まで続伸。円安・原油安の組み合わせが日本経済を下支えしています。

出典:

本記事は公開情報をもとに作成しています。