今日のポイント

アメリカで「金利の上昇」が一段と進みました。景気の強さを示すデータと、FRB(米国の中央銀行)幹部の追加利上げを示唆する発言が重なり、長期金利は約19年ぶりの高さに。株は売られ、ニューヨーク市場で円は一時1ドル=158円台まで下落しました。日本では5連休が明け、今日24日から東京市場が再開します。

今日の羅針盤(Compass Insight)

今日の流れを一言でいえば「景気が強すぎて、金利が下がらない」です。米国の企業景況感は約5年ぶりの高さで、しかも仕入れコストは燃料・運賃の上昇で2022年以来の勢いで上がっています。景気が良く、物価も上がる——こうなると中央銀行は利上げを続けやすくなり、長期金利も上がります。その結果、将来の利益を先取りして買われてきたハイテク株ほど売られやすくなりました。

家計への影響で気になるのは2点です。ひとつは円安。日米の金利差が縮まりにくいため、ニューヨーク市場ではドル円が一時158円台まで上昇しました。ガソリンや電気・ガス、輸入食品の値段には下がりにくい圧力がかかり続けます。もうひとつはローン金利。米国では長期金利の上昇に連れて住宅ローン金利も高止まりしています。日本も日銀が政策金利を1.25%へ引き上げたばかりで、変動金利で借りている家庭は返済額の見直しに備えておきたい局面です。

短期的には、連休明けの東京市場が米国の金利高・ハイテク安をどう受け止めるか、そして円安がどこまで進むか(政府・日銀の介入への警戒)に注目です。中長期では、10月27〜28日の米FOMCで追加利上げがあるかどうか、原油が高止まりするかどうかが、世界の株価と為替の方向を左右しそうです。

今日のニュース

日本

  • 台風25号、死者10人・不明4人に:記録的な大雨で浸水や土砂崩れが相次いだ千葉・神奈川で、23日夜までに死者が計10人、行方不明者は4人となりました。千葉県鴨川市で安否不明だった70代男性の死亡が確認され、死者数が更新されました。
  • 高市首相が国連総会で一般討論演説:高市首相は現地時間22日(日本時間23日朝)、国連総会で演説し、中国を念頭に、エネルギーや資源をめぐる「恣意的な輸出規制」への懸念を示し、自由で透明な貿易を守るよう訴えました。演説全文は外務省が公開しています。
  • 東京市場は今日から再開:9月19日からの5連休が明け、24日から取引が再開します。連休中に進んだ米国の金利上昇と円安を一気に織り込む展開になりそうです。

世界

  • 中国の習近平国家主席が訪米:習主席は23日、ワシントン近郊の空軍基地に到着し、トランプ大統領が機体のそばで出迎える異例の歓迎を行いました。25日までの滞在中、貿易・AI・重要鉱物やイラン情勢が話し合われる見通しです。
  • ハリケーン「ポロ」、最強クラスに:メキシコ太平洋沖のハリケーン「ポロ」は一時カテゴリー5に達し、観測史上でも屈指の強さと報じられています。上陸はしない見込みですが、沿岸部では強風と大雨への警戒が続いています。

アメリカ

ヨーロッパ

経済とお金の動き

世界の経済と原油・相場

指標 値 前日比・動き
NYダウ 51,511.59ドル -352.10ドル(-0.68%)(9/23終値)
S&P500 7,706.03 -58.61(-0.75%)(9/23終値)
ナスダック総合 26,936.04 -308.24(-1.13%)(9/23終値)
米10年債利回り 5.10% 一時約5.14%、2007年以来の高水準
WTI原油(11月限) 92.16ドル/バレル +1.64ドル(+1.81%)(9/23終値)
北海ブレント(11月限) 103.08ドル/バレル +3.83ドル(+3.86%)(9/23終値)
ドル円 158円台前半 157円76銭から158円40銭まで上昇(9/23 NY市場)
ドル円(参考・ECB基準) 157.92円 9/23基準

原油はふたたび上昇に転じ、11月限のブレント原油は103.08ドルで終えました。原油高は物価を押し上げ、追加利上げ観測を強める材料になっています。

アメリカの経済

23日発表の9月の米PMI(企業の景況感指数・速報)は、総合で58.4と約5年ぶりの高水準でした。仕入れコストの上昇も2022年10月以来の急ピッチです。これにバー理事の発言などが重なり、長期金利が急上昇しました。市場では10月と12月の各会合で利上げする確率がそれぞれ50%を上回ったと報じられています。「景気は強いが、お金を借りるコストは重くなる」という状態が続いています。

日本の経済

指標 値 前日比
日経平均株価 65,018.95円 +882.70円(+1.38%)(9/18終値、19〜23日は休場)

東京市場は5連休明けの24日に取引を再開します。連休中、米国ではAI関連株の上昇で一時は追い風もありましたが、23日は金利上昇でハイテク株が売られました。一方で円安は輸出企業の採算にはプラスに働きます。日銀は9月18日に政策金利を1.25%へ引き上げたばかりで、円安の進行と台風25号の被害が物流や小売にどう響くかも注目点です。

今日の注目銘柄・セクター

  • ロイヤル・カリビアン・クルーズ(RCL):サンダルズ/ビーチズ・リゾーツの50%持ち分を約30億ドルで取得すると発表し、株価は約6%下落しました。取引は当局の承認などを条件に2027年初めの完了を見込んでいます。
  • ハイテク・グロース株全般:長期金利の上昇は、将来利益の現在価値を押し下げるため、ハイテク株の多いナスダックが1.13%安と主要3指数で最も下げました。

※特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で。

まとめ:注目の3つ

  1. 米長期金利が2007年以来の高さに:強い景気指標とFRB幹部の発言で、追加利上げ観測が強まっています。
  2. 円安158円台へ:輸入品・エネルギー価格への影響と、介入警戒の強まりに注意です。
  3. 連休明けの東京市場と米中首脳会談:24日の東京市場の反応と、習主席訪米での貿易・重要鉱物をめぐる協議の行方に注目です。

出典:

本記事は公開情報をもとにAIが作成しています。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。